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総務省が示す広告主等向けガイダンスを受けて──UNICORNが目指す健全な広告配信

2025.06.12

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総務省が示す広告主等向けガイダンスを受けて──UNICORNが目指す健全な広告配信

近年、デジタル広告は企業活動における重要なマーケティング手段として不可欠な存在となりました。一方で、その急速な成長に伴い、さまざまな問題も顕在化しています。

ステルスマーケティング、誤情報の拡散、不透明な広告取引プロセスなど、広告の在り方そのものが問われる事例が相次ぐなか、総務省は先日、「デジタル広告の適正かつ効果的な配信に向けた広告主等向けガイダンス」を発表しました。広告主自身が「広告の発信者」であることを再認識し、適正な広告配信を主体的に担うことが求められています。

私たちUNICORNは、この動きはインターネット広告の未来をより良いものにするための重要な転換点と位置づけ、パブリックコメントも提出しております。本記事では、本ガイダンスの要点を整理し、本ガイダンスに準拠するUNICORNの取り組みについて、改めてご紹介します。

ガイダンスの要点整理

このガイダンスは、広告主が社会的責任を果たしつつ、ブランド価値を守り、広告効果を最大化するための指針となるものです。以下に要点を簡単にまとめました。

広告主が考慮すべき主なリスク

デジタル広告の配信において、広告主が直面するリスクとして以下の点が挙げられています。

①ブランドセーフティのリスク:広告が違法コンテンツや不適切なサイトに掲載されることで、ブランドイメージが損なわれる可能性があります。

②アドフラウドのリスク:不正な手法により広告のインプレッションやクリックが水増しされ、広告費が無駄に消費される恐れがあります。

③不健全なデジタルエコシステムへの加担:偽情報や違法コンテンツを含むサイトへの広告出稿は、意図せず悪質な団体に収益を与えることになり、社会的責任の観点から問題となります。

経営層が対策に関与することの必要性

これらのリスクに対処するためには、現場の広告担当者だけでなく、経営層の積極的な関与が求められます。調査によれば、ブランドセーフティに関する経営層の認識率は15%未満と低く、組織全体でのリスク認識の共有が課題となっています。経営層が関与し、以下のような対応が必要となります。

①リスク対策のための経営リソース確保:適切な人員配置や予算の確保などの経営リソースの確保により、リスクの低減だけでなくより効果的な広告配信を実現できます。

②全社的な広告管理体制の構築:広告配信に関する情報を集約し、リスクへの対応⽅法等に関するルール整備などにより、リスクの早期発見と対応が可能となります。

③経営層による広告指標の正しい理解とバランスの判断:短期的な成果指標だけでなく、長期的なブランド価値や社会的責任を考慮した意思決定が可能となります。

広告主等が実施することが望ましい具体的取組

ガイダンスでは、広告主が実施すべき具体的な取り組みとして、以下の点が挙げられています。

①品質認証事業者との取引:デジタル広告の品質を担保するために、広告主はJICDAQ(⼀般社団法⼈デジタル広告品質認証機構)などの品質認証を取得した事業者と取引を行うことで一定の信頼性を確保できます。

②配信先の精査:セーフリストやブロックリスト、コンテンツ除外機能等を活用し、広告が不適切なサイトに掲載されないよう管理することが重要です。

③アドベリフィケーションの活用:広告の表示先や表示状況を検証する仕組みを導入し、広告の品質を確保します。

④配信状況確認:広告主は、配信先の状況を定期的に確認し、意図しない媒体への配信を防ぐためにブロックリストの活用や配信結果の把握方法について広告取扱事業者と事前に協議することが重要です。

このガイダンスは、広告主がデジタル広告のリスクを正しく理解し、適切な対策を講じることで、ブランド価値の維持・向上と社会的責任の遂行を両立させることを目的としています。今後、広告主はこのガイダンスを参考に、自社の広告配信体制やリスク管理の見直しを進めることが求められます。

UNICORNが提供する「ガイダンス準拠」の広告配信とは

UNICORNの広告配信基盤には、ガイダンスで求められる要素を実装・運用するための仕組みが多数組み込まれています。以下はその代表的な取り組みです。

JICDAQ認証について

UNICORNは、JICDAQの認証を受けております。JICDAQは、デジタル広告が生活者や企業、そして社会にとって有益であることを願い、デジタル広告市場が健全に発展することを目指して立ち上がった認証機構です。デジタル広告の品質課題のうち、「アドフラウドを含む無効トラフィックの除外」と「広告掲載先品質に伴うブランドセーフティの確保」の品質認証に取り組んでおり、UNICORNは両部門に認証されています。

配信先メディアについて

UNICORN独自の基準で全てのメディアをチェックしています。外部団体から共有された違法サイトリストだけでなく、画面の大半を広告枠が占めるようなメディアや、不自然な日本語が使われているメディアなども、人が全て目視で審査を行い、基準を満たさない場合、配信対象から除外しています。広告主からブランドセーフティの観点で特定ドメインの除外要望がある場合、対象リストをご提供いただければ、すべてのキャンペーンに対して一括でブロック対応が可能です。

ネガティブコンテンツのブロックについて

メディア単位で不適切なメディアをブロックしている一方、メディア自体は問題ないがコンテンツ単位で不適切なコンテンツが含まれるページも存在します。そういった不適切コンテンツへの配信も除外できるよう、Web上のテキスト情報のテキストマイニングを実施し、ブランド案件において、下記のようなネガティブなキーワードを含む記事への広告配信を除外することで対応しております。

アドフラウドについて

常に悪意があるボットからのアクセスを監視しており、CTRやCVRで異常な数値が発生した場合、該当メディアやIPアドレスを配信対象から除外しています。また、外部企業から提供されるIPアドレスのリストも配信対象から除外しています。

さらに、UNICORNは、DoubleVerifyのPre-bid(広告配信前制御)機能を導入しており、グローバル水準の解析力を持つDoubleVerifyによるアドフラウドおよびブランドセーフティ&スータビリティ(適合性)の対策がなされた環境で、広告配信を行うことができます。下記の主要なアドベリフィケーション関連ソリューションとのシステム連携も完了しております。

PMP(プライベートマーケットプレイス)について

PMPとは、プログラマティック広告のうち、参加できる広告主とメディアが限定されたクローズド形式の広告取引形態のことです。UNICORNでも、グローバルクライアントを中心に利用されております。

その他の取り組み

UNICORNでは、広告配信の流通におけるリスクに対応しながら、安全に「ユーザーにとって価値のある広告」を配信できるよう、様々なソリューションの開発を行っております。下記に一部ソリューションをご紹介します。

①Web上のコンテキストターゲティング
UNICORNでは、ブランドセーフティやプライバシー問題に配慮しながら、商材と関連性の高いページをみているユーザーに配信できる「コンテキストターゲティング」を強みとしています。詳細は下記をご一読ください。

②YouTube上のコンテキストターゲティング
UNICORNでは、Web上に加えて、YouTube動画を解析し、商材と関連性の高い動画に広告を配信することも可能です。詳細は下記をご一読ください。

③アテンション計測への対応
昨今、その広告がユーザーに本当に見られているのかを可視化するアテンション計測が重要視されています。UNICORNでは、本ガイダンスに対して提出したパブリックコメントでもその有用性について言及しております。詳細は下記をご一読ください。

④マーケティング・ミックス・モデリングでの効果計測への対応
昨今、多くのアプリ広告主が「広告施策の効果が正しく評価できていない」という課題を抱えています。その課題を解決するため、UNICORNは、マーケティング・ミックス・モデリング(MMM)を基盤とした広告評価ソリューション「MetricWorks」を提供しています。詳細は下記をご一読ください。

まとめ

インターネット広告を取り巻く問題が複雑化するなかで、国から広告主向けに明確なガイドラインが示されたことは、業界全体にとって非常に意義深い一歩だと受け止めています。

ただし、ガイドラインを遵守するだけでは解決が難しい問題も多く残されています。
例えば、昨今ではインターネット上のユーザーにとって“邪魔”だと感じられる広告枠に広告が配信されることにより、不快な広告体験が生まれ、結果として多くの広告費が無駄になっている現状も、広告主や経営層が真剣に捉えるべき重要な問題と考えております。

本質的な問題解決には、広告主のみならず、プラットフォーマーや媒体社など、インターネット広告に関わるすべての企業が問題を認識し、倫理観のある行動を取っていくことが不可欠です。

私たちもその一員として、より健全で信頼される広告環境の実現に向けて、今後も取り組みを進めていきます。

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