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「同じ人間だから、やればできる」──ゼロから這い上がった僕が、UNICORNで“信頼できるチーム”を創るまで – 前田大輔 –

2025.08.29

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「同じ人間だから、やればできる」──ゼロから這い上がった僕が、UNICORNで“信頼できるチーム”を創るまで – 前田大輔 –

UNICORNで働く社員一人ひとりにフォーカスを当て、どんなキャリアを経て、いま何を信じて働いているのかを、それぞれの言葉で語ってもらう「Career Story」。

今回フォーカスをするのは、ブランドマーケティングチームの立ち上げを牽引し、現在は事業責任者の一人として組織を率いる前田大輔です。

IT知識ゼロで業界に飛び込み、数々の挑戦を経てUNICORNでブランドマーケティングの礎を築いた彼の原動力は、かつて抱いた「世界制覇」の夢。波乱万丈なキャリアの中で培われた揺るがぬ信念と、仲間と未来を信じる独自のチーム論を、自身の言葉で語ります。

原点は「世界制覇」。同じ人間だから、やればできると信じていた


「世界制覇するんだ」

アドウェイズに入社した頃、僕は本気でそう公言していました 。実績も何もない若者が何を言っているんだと思われたかもしれません。でも、僕にとっては大真面目な目標でした。

生まれは大阪ですが、家庭の事情で物心ついた頃には北九州へ 。決して裕福とは言えない環境で、借金取りが家に来るような暮らしでした 。学生の頃から引越屋で働き始め、日当をもらっては当日の夜に全額使って遊びに行くようなその日暮らし。そんな僕がなぜ「世界」なんて壮大な夢を抱いたのか。

それは、東京に出てきた時に感じた、一つのシンプルな確信からでした。

「日本の優秀な人たちが、ここ東京に集まっている。ここでトップクラスになれたら、それは世界でも戦えるということじゃないか」。

幼稚な考えだったかもしれませんが、僕の中では絶対的な目標になりました。Googleの存在を知った時も、「彼らと僕らは同じ人間で、DNAは一緒。だったら僕らにだってできるはずだ」と本気で信じていたんです 。

この「やればできる」という感覚は、僕のキャリアの根幹にあるのかもしれません。

大学は、先生に「お前には無理だ」と言われたのが悔しくて、意地で合格を目指しました。でも、高校生の頃から働いていた引越屋さんの支店長から「今なら正社員になれるぞ」と声をかけられ、大学入学後すぐにやめて迷わず働く道を選びました。18歳の時でしたね。稼ぎたかったし、早く一人前になりたかったんです。

ゼロからの挑戦。恩人と駆け抜けた東京での日々


引越し屋の営業として3年働きましたが、将来を考えたときに「もっと稼ぎたい、もっと営業を極めたい」とふと悟りました 。

もっと大きな世界で、自分の力を試したい。そんな想いが日に日に強くなっていた頃、引越し屋時代の先輩が東京でITの会社をやっていて、「来ないか?」と誘ってくれたんです 。

当時の僕は、ワープロをパソコンだと思っているレベル 。ITの知識なんて全くありませんでした。それでも「東京で一旗揚げるんだ」という一心で、スーツケース一つで上京しました 。

そこからの日々は、まさに猛勉強。誘ってくれた先輩の家に住まわせてもらい、仕事もプライベートも四六時中一緒 。毎晩、その日わからなかったことを質問攻めにして、一つひとつ必死に覚えていきました。まるで若手芸人のような下積み時代でしたね。

その会社では、企画立案、Webサイト制作からシステム開発、広告運用、営業、要件定義、デバッグ、請求書発行、売上の回収まで、本当に何でもやりました 。おかげで、事業の川上から川下まで全ての工程に触れることができた。この経験が、僕の血肉になっています。

しかし、その会社も経営が傾いてしまい、僕を東京に呼んでくれた先輩と一緒に独立することになりました。

2人で立ち上げた会社が「ボンズトラスト」です 。

社名はダーツで僕が勝って名付けました。「絆(Bonds)」と「信頼(Trust)」という意味を込めて。

会社は今も続いていて、当時の社長である先輩とは今でも月に一度は食事に行く仲です。彼がいなければ、今の僕はありません。本当に、人生の恩人です。

僕を東京に導いてくれた恩人の先輩(写真右から2番目)との一枚。

妻の一言が拓いた道。アドウェイズ、そしてブランド領域へ


ボンズトラストを2年半ほど続けた頃、僕はまた新たな挑戦を渇望するようになります 。

さらに大きな舞台で、海外展開のようなダイナミックなチャレンジをするため、僕は会社を離れる決意をしました 。

はじめての転職活動。人材エージェントに登録し、紹介されたのがアドウェイズでした。正直、はじめはアドウェイズにはあまり良い印象がなかったんです(笑)。

でも、妻が「アドウェイズは、あなたに絶対に合うと思う」と言ってくれました。これまで仕事においては、一度も妻の言うことを聞いたことがなかった僕ですが、独立して苦労をかけた負い目もあって、「じゃあ、言うことを聞いてみるか」と 。この一言がなければ、僕は今ここにいません。人生、何が起こるかわからないものですね。

アドウェイズに入社後は、モバイル事業からキャリアをスタートさせ、念願だった海外事業部へ 。

世界を相手に戦う日々は刺激的でしたが、同時に大きな壁にもぶつかっていました。日本のプロダクトを海外に持っていくだけでは、もう通用しない。ゲームアプリのクライアントだけを相手にしていては、事業は先細りになってしまう 。

そんな課題意識を当時の上司だったノブさん、鹿野さんと議論する中で、「ブランド領域に挑戦しよう」という構想が生まれました。そして2019年、アドウェイズのグローバルビジネスグループの中に、ブランドマーケティングチームを立ち上げることになったのです 。

未知なる航海と、仲間が教えてくれたこと


意気揚々と乗り出したブランド領域という新たな航海。しかし、現実は想像以上に過酷でした。

ナショナルクライアントや総合代理店との打ち合わせでは、1回の会議で20個くらい知らない単語が出てくるんです 。ビューアビリティ、VASTタグ…まるで外国語を聞いているようでした 。

これまでWebマーケティングのことは一通り知っているつもりでしたが、自分の無知さを思い知らされましたね 。

そんな僕を導いてくれたのが、当時アライアンスを組んでいたインドの会社「POKKT」の社長、Rohitさんでした。

彼は月に一度来日し、僕らと一緒に営業を回ってくれたんです 。英語もままならない僕でしたが、必死で覚えたビジネス英語とGoogle翻訳を駆使してコミュニケーションを取り、彼からブランド広告のイロハを学びました 。クリエイターズマッチの呉さん、ゴーストの佐藤さん、シティーデジタル杉野さんにも協力いただいて、本当に感謝してもしきれない思いです。

チームの体制も、今思えば最高のフォーメーションでした。全体を見るノブさん、外資系に強いRudy。そして、イケイケどんどんの薄井と、石橋を叩いて渡る僕 。薄井がまだ実績のない中で大企業から大きな予算を取ってくる。僕なら怖くてできないような大きな一歩を、彼が踏み出してくれる。

そのおかげで、僕は「長く太くお付き合いできるアカウントを育てる」という自分のスタイルに専念できたんです 。このバランスが、チームの急成長を支えてくれました。

▼ブランドマーケティングチームメンバーのストーリーはこちら

しかし、そんな順風満帆に見えた航海の途中で、僕らはかけがえのない仲間を失いました。クリエイティブチームにいたメンバーが、病で亡くなったんです。彼は、組織がまだ実績がなく、人が次々と辞めていくような苦しい時期に、初めてジョブローテーションで自ら手を挙げて来てくれたメンバーでした。

彼の死を目の当たりにして、「やりたいことをできないまま後悔する」ということが、どれほど辛いことかを痛感しました。そして、僕の中で何かが大きく変わったんです。

「メンバーがやりたいことを、後悔しないようにやらせてあげなければいけない」。

会社の都合や体裁よりも、やるべきこと、やりたいことを躊躇なく実行する。僕の判断基準は、この出来事を境に、より明確なものになりました 。

未来への投資。譲れなかった一つの信念


チームにとって、もう一つ大きなターニングポイントがありました。それは、事業の未来を左右する、大きな経営判断です。

当時、僕らの事業は順調に成長していましたが、その事業が生み出す価値を、短期的な顧客へのサービス充実に重きを置くべきか、それとも未来のプロダクト開発や事業基盤を強固にするための長期的な投資と継続的な顧客へのサービス充実に振り分けるべきか、チーム内で大きな議論が起こったんです。

多くのメンバーが短期的な充実を支持する中、僕は「未来への投資」を優先すべきだと強く主張しました。

なぜなら、将来、世界中の巨大なプラットフォーマーと肩を並べていくためには、目先の成果だけを追うのではなく、しっかりと事業開発やプラットフォームへ再投資し、プロダクトの競争力を高め続ける必要があると確信していたからです。

過去に、時代を先取りしすぎた機能を開発したものの、誰にも共感されずに諦めてしまった苦い経験がありました。 固定観念に縛られて、大きなチャンスを逃してしまった。だからこそ、この時ばかりは絶対に引けなかったんです。

結果的に僕の意見が通り、その時の判断が、今のUNICORNが持つ開発力や事業投資の基盤となっています。 あの時、もし安易な道を選んでいたら、今の僕らはなかったかもしれません。

後悔しないために、信念を貫く。これもまた、過去の失敗が教えてくれた大切な教訓です。

後悔のないように全力で。仲間と描く、UNICORNの未来

ブランドマーケティングチームの集合写真

大切なメンバーを亡くしたこと、そして自分の家族が同じ病を乗り越えた経験もあって、僕のマネジメントに対する考え方も大きく変わりました 。昔は仕事が全てで、常にフルパワー。でも今は、「仕事は人生のすべてじゃない。楽しくやればいい」と思っています 。

だから、メンバーには「信じて任せる」。そして、僕自身が自分を偽らず、ダメな部分も含めてオープンにさらけ出すことで、誰もが安心して挑戦できる空気を作りたい 。

チームでは、「個ではなく、組織」「仲間同士の相互理解」「課題や疑問を持っている状態がベスト」という3つの指針を掲げています。

一人で戦うのではなく、お互いの強みと弱みを理解し、助け合いながら、常に新しい課題に挑み続ける。そんなチームでありたいんです。

僕個人の目標は、アドウェイズグループの役員になること。これも入社した時から掲げていることです。それは、単に偉くなりたいからではありません。事業規模が今の10倍、100倍になっても揺らがない、強固な組織の礎を築きたいからです 。そのためには、僕自身がもっと大きな視座で、会社全体に影響を与えられる存在になる必要があると感じています。

最後に、これからUNICORNに加わってくれる仲間へ伝えたいのは、たった一つ。「正直で、素直で、人のために頑張れる人」なら、誰でも大歓迎だということです 。

特別なスキルや経験も大切ですが、僕が何より重視するのは人間性 。嘘をつかず、仲間を信じ、共に成長していける。そんな方と、一緒に働ける日を楽しみにしています。

後悔のないように、全力で、そして何より楽しく。UNICORNで、一緒にまだ見ぬ世界を目指しましょう!

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