【新卒エンジニア座談会】40時間の実技選考を経て掴んだ、UNICORNでの圧倒的成長体験

「新卒でも数億円規模の事業インパクトを出せる」──そんな話を聞いたら、あなたはどう思うでしょうか。
今回、2023年にUNICORNに新卒入社したエンジニア4名と、彼らの採用・育成を担った先輩エンジニアに集まってもらい座談会形式でインタビューを実施しました。入社からわずか2年でそれぞれが事業に大きなインパクトを与える成果を出している彼らの経験を通じて、UNICORNでのエンジニアとしての挑戦と成長について深掘りします。
取材・編集:クボケイタ(cotobato)

メンバー紹介
中根さん | Senior Software Engineer
大学院で統計学を専攻し、理論系の回帰分析などの研究に取り組む。現在は広告運用の自動化ロジックを担当し、数億円規模の案件受注に貢献。入社1年目で全社MVPを受賞。
梛木(ナギ)さん | Lead Software Engineer
大学院で情報学を専攻し、レコメンドシステムの研究に取り組む。現在はEC領域のプロジェクトマネージャーと研究開発の二刀流で活躍。
役山さん | Lead Software Engineer
大学院で電子情報学を専攻し、数値計算の効率化の研究に取り組む。現在は外部システム連携を中心としたバックエンド開発を担当。
宮原さん | Lead Software Engineer
大学院で進化計算による最適化アルゴリズムの研究に取り組む。現在は入札サーバーの高速化や新規RTBトラフィック対応を担当。
四方さん | Professional Data Scientist
UNICORNの配信アルゴリズムやデータ分析領域をリードする傍らエンジニアとして採用フロントを担当し、現在も4人の成長をサポート。UNICORNのエンジニア採用戦略の立案・実行を行う。
プログラミングコンテストが導いた出会い

──まず、皆さんとUNICORNの出会いから聞かせてください。
中根: UNICORNがスポンサーをしていたプログラミングコンテストがきっかけでしたコーディングを本格的に始めたのが大学院1年と遅かったこともあり、いわゆるWeb系の企業とSIを並行して探していました。コンテストで採用活動の案内を受けて、説明会に参加したという流れです。
四方: 2021年頃、UNICORNの事業成長に伴いエンジニア組織拡大に本格的に取り組み始めたタイミングで「AtCoderプログラミングコンテスト」のスポンサーとなることを決めました。新卒・中途の区別なく、純粋に実力のある方を採用したいという思いから始めた取り組みです。
UNICORNプログラミングコンテスト2021(AtCoder Beginner Contest 225)
プログラミング初級者から上級者まで楽しめる、競技プログラミングコンテストサイト「AtCoder」。オンラインで毎週開催プログラミングコンテストを開催しています。競技プログラミングを用いて、客観的に自分のスキルを計ることのできるサービスです。
役山: 私もそのプログラミングコンテストに参加していました。ただ、実際にUNICORNを知ったのはそこでしたが、応募したのは逆求人イベントで再度出会ったときです。「はやく就活を終わらせたい」という気持ちで参加したイベントでしたが、アドウェイズ(UNICORNの親会社)の名前を見つけて選考に進みました。
梛木: 私も逆求人イベント組です。元々はコンサルとかデータ分析の道を考えていたんですが、その後の面接で四方さんに「レコメンドシステムの研究とプロジェクトマネジメント、両方やりたい」って相談したら、「それならUNICORNで実現できるよ」と言っていただいて。加えて、noteの記事を読んで、UNICORNではエンジニアもビジネスに向き合っていく文化があることに惹かれました。
宮原: 私は就活エージェントからの紹介でした。最適化の研究をしていたので、それが活かせる業界として広告業界を意識していました。紹介で印象的だったのは、「広告をクリーンにしていこう」という目標で、それに共感して逆求人イベントに参加し、選考に進みました。
四方: 結果的に、この4人に限らず、プログラミングコンテストの存在を知りながら選考を受けてくれた方が数多くいらっしゃいました。想定以上に認知されていて、プレゼンス獲得という意味では効果があったと思いますね。
「40時間の実技選考」が映し出すUNICORNらしさ

── UNICORNの選考プロセスで印象的だったことはありますか?
梛木: 5日間・40時間の実技選考が特に印象的でした。他社のインターンは用意された課題に取り組むことが多いのですが、UNICORNでは実際のデータ、もしくはそれに近いデータを使って、実際にUNICORNが抱えている課題に取り組みました。そのため、入社後のイメージと実際の業務にほとんどギャップがありませんでしたね。
中根: 40時間という長さには正直驚きましたが、ポジティブに受け止めていました。無償ではなく時給2,000円での有償だったことも良かったです。実技終了後には参加者同士の振り返り会もあって、それぞれ異なるアプローチを共有できたのも面白かったですね。

四方: 実技選考を有償にしたのは、事業に直結する課題を提示していたからです。参加者の取り組みが実際のサービスに反映される可能性もあるため、その価値を正当に評価しようとしたかたちになります。
期間中は方向性を相談する時間を何度か設け、最終日には経営陣・社員に向けて取り組んだ内容を発表して頂きます。自分の言葉で取り組みを説明する力も、実際にチームとして協働する時に、意図を的確に伝えるために欠かせないと考えているからです。
役山: 面接体制も印象的でしたね。大企業だと人事が面接官になることが多いのですが、UNICORNでは四方さんなど、エンジニアの想いが通じる人が出てきてくれました。こちらの意思が通じる環境だと感じられたのは良い印象でした。
宮原: 代表のやましょーさんが発表で技術的な質問を積極的にしてくださったのも印象的でした。経営層でありながら、エンジニアリングに興味を持って理解しようとしてくれる姿勢を感じました。こんなに質問してくるんだってびっくりしましたね(笑)
四方: やましょーさんは専門性の高い内容にも関心を持ち、理解を深めるためにエンジニア同士の議論にも日常的に参加しています。事業とエンジニアリングが直接リンクしているUNICORNの特徴の一つだと考えています。
中根: 実技選考期間中に、社内Slackの一部チャンネルに招待していただいたのも良かったです。そのチャンネルでもやましょーさんが積極的に発言されているのを見て、社長も技術的な議論に参加しているんだと実感できました。
四方: あれは特に狙ったわけじゃないんだけど(笑)、結果的に良いブランディングになってたのかもしれませんね。
新卒1年目から事業の中核を担える環境

── 入社後はどのような仕事に携わってきましたか?
四方: 基本的には2ヶ月の研修後、すぐに実務に入ってもらいます。主要技術や業界知識のインプットは都度行いますが、「新卒だから」という理由で既存社員と扱いを変えることはありません。採用の過程で将来のUNICORNのコアを担うポテンシャルも感じていたので、すぐに同等以上の成果を出せる確信がありました。
中根: 広告運用の自動化ロジックを担当しています。当時のUNICORNは大半の運用が自動化されていたものの、広告効果を担保するためにはまだまだ手動での調整が必要な状態だったので、その部分を自動化するロジックを考えたり、レポートを見やすくして運用を手助けするシステムを作ったりしています。1年目は比較的難易度の低いタスクから始まって、8月頃から本格的な自動化タスクに取り組みました。
四方: 中根さんは控えめに話しているけれど、実は運用スタイルが大きく変わるレベルの貢献をしてもらってます。以前は一人が10件の案件を運用すると、それぞれをチェックするだけで一日が終わってしまうような状況でしたが、今ではそれを大きく上回る案件を持っても問題なく回るようになり、運用効率が大幅に向上しています。
結果的にアドウェイズグループ全社MVPの受賞という大きな成果にもつながりましたね。2年目には複数のKPIに対して最適化するような配信ロジック実装に取り組み、その結果月数億円規模の案件受注のフックとなりました。
梛木: 私はレコメンドシステムの研究開発とプロジェクトマネジメントの二刀流で取り組んでいます。研究開発では、ユーザーに価値のある広告を届けるための「ユーザ嗜好モデリング」の研究を、PM業務では、EC案件をUNICORNの新たな柱にするためのプロジェクト推進を行っています。最近リリースした「Serendipitous Ads(セレンディピタス アズ)」というソリューションの根幹部分も担当しました。
四方: 梛木さんには1年目からEC事業拡大を目標とするプロジェクトのPMを任せています。エンジニアリングだけでなく、案件運用、クリエイティブ、チーム間のコミュニケーションまで、事業を成立させるために必要な動きを積極的にやってくれています。エンジニアとPMのロールを並行してこなすのは大変だと思います。
梛木: 確かに切り替えが大変ですね(笑)。特に子会社間の連携では、会社間ということもあって共通認識にズレがあったり、適切なコミュニケーションの頻度やタイミングを見つけるのに苦労しています。
役山: 私は主にバックエンドの業務で、外部システムとの連携案件を多く担当しています。最近ではDMPとの連携や、EC案件での商品データ設計なども梛木さんと共同で手がけています。マイナーな技術を使うことが多く、参考になる記事や資料がネットにほとんど見つからないケースが何度もありました。
四方: 役山さんは未知の技術に対する突破力が高くて、誰も扱ったことのない技術を含んだ開発でも、運用上のコーナーケースも含めてしっかり調査した上で形にすることができます。今では「役山さんにお願いすれば実現できるかもしれない」と期待できる存在になっています。
宮原: 私は入札サーバーの開発をメインに担当しています。広告が表示されるまでの間に行われるオークションを、数十ミリ秒以内で処理するシステムです。新しいSSPとの接続や、サーバー自体の高速化、効率化などを行っています。
四方: 宮原さんが担当している入札サーバーは、UNICORNで最もインフラコストがかかっている部分で、月数千万円規模の費用が発生しています。入札プロセスは少し効率を良くするだけでもコスト削減効果が非常に大きいため、アルゴリズムの効率を追求する競技プログラミングの経験を特に活かしやすいポジションです。最近では新しい広告形式に対応するための開発も全面的に担当してもらっていますね。
「壁しかない」けれど、なぜ成長できるのか

── 順調に成果を出しているように思えますが、業務で壁にぶつかった経験はありますか?
中根: 最初は広告業界の用語が多すぎて大変でした。案件数も非常に多く、管理画面を一日中見ているような時期もありました。運用チームの人たちとSlackで会話する中で、徐々に業界知識を身につけていきました。
四方: 中根さんは、1年目から運用チームに合わせて伝えるべき情報を選んで話す力がありました。エンジニアの立場でありながら、運用チームが理解できる範囲に自分の発言をうまく落とし込む努力を感じました。
梛木: プロジェクトマネジメントでは壁の連続です。特に子会社間の連携では、会社が違うことで共通認識にズレがあったり、コミュニケーションの頻度やタイミングを調整したりと、日々試行錯誤しています。
役山: 技術面では、マイナーな技術を使う際に参考資料が見つからないことが一番大変でした。社内にも知識がなく、ネットにもほとんど情報がない状況で、手探りで色々試して動かすという経験を重ねました。
宮原: 1年目の頃、私の実装が原因で配信に問題が発生したことがありました。発覚まで1ヶ月程度気づかず、四方さんをはじめ、営業チームや広告主様にもご迷惑をおかけしました。この経験で、自分の担当業務の影響範囲と責任の重さを深く理解できました。
四方: 失敗は誰にでもあることで、重要なのはそれを学びに変えることです。人である限りは失敗するものですし、それを1年目の早いうちに経験できたことで、その後の開発でより視野を広げて、高い責任感で取り組んでもらえるようになったのではないかと思いますね。
これからの挑戦──「まだ形になる成果を残せていない」

── 今後挑戦していきたいことは何ですか?
中根: UNICORNが力を入れているアテンションビューなど、より本質的な配信技術を深く掘り下げていきたいですね。今は検証段階ですが、実用的になってきたら、自分が担当している領域でも活用していきたいと考えています。
四方: 中根さんは連続して大きな成果を出したことで、今ではシニアエンジニアに昇格しています。今後は個人で結果を出すことに止まらず、プラットフォーム全体の方向性を決める部分にも関わってもらいたいと期待しています。
梛木: 私は正直、まだ形になる成果を残せていないと思っています。レコメンド研究開発もEC事業も、成功すれば大きなインパクトがありますが、その分難しい挑戦です。レコメンドでユーザーに価値ある広告を届ける姿の実現と、EC案件やウェブ案件をUNICORNの次の柱にするという、2つの使命を達成することが今後の挑戦です。
四方: 梛木さんが取り組んでいるのは年単位のプロジェクトですからね。継続的に取り組んで、最終的に事業の柱になることを期待しています。
役山: 最初の頃は決まった仕様を実装することが多かったのですが、最近は設計から自分で行う部分が増えてきました。「これは自分が一から作った」と言えるものを増やしていきたいです。
宮原: 私は、今メインで取り組んでいるリテール広告という新しいメディアへの配信システムを、一から完成させるまでやり遂げたいです。今まで既存システムの改善が多かったので、新しいシステムを最初から最後まで作り上げることが目標です。
UNICORNが求める人材──技術力だけでは足りない

── 最後に、UNICORNで成果を出せるエンジニアとしてどのような人を求めていますか?
四方: 技術力の高さももちろん重要ですが、それと同じくらい大切なのは事業への関心です。自分の使う技術がUNICORNにどう貢献しているかを理解し、プラットフォームの成長も意識した開発ができる人が活躍できると思います。
この4人を見ていても、誰一人として純粋に“技術だけ”をやっているわけではありません。他チームとの連携、ビジネス戦略的な観点、プラットフォーム全体への影響など、様々な要素を考慮しながら開発に取り組んでいます。
中根: 運用チームとの会話もそうですが、エンジニア以外の人とのコミュニケーションを前向きに捉えられる人かもしれません。
梛木: 正解のない課題に試行錯誤しながら取り組める人。完璧な答えがない中で、ベストを尽くせる人だと思います。
役山: 未知の技術でも「やってみよう」と思える人。情報がなくても、自分で道筋を見つけられる人ですね。
宮原: 失敗を恐れずに挑戦できる人。失敗から学んで、次に活かせる人だと思います。
四方: UNICORNではエンジニアも一体となって事業設計に密度高く関わり、売上などの最終的なKPIまで追う文化があります。
技術的な成長を目指すと同時に、今取り組んでいるエンジニアリングが業界のステークホルダーにどのようなインパクトを生むかを理解し、事業そのものの創出にエンジニアの立場で寄与していきたいと思う人に、ぜひ挑戦していただきたいです!

UNICORNでは、事業に直結する挑戦的な環境で成長したいエンジニアを募集しています。新卒・中途問わず、技術力と事業への関心を両立させたい方のご応募をお待ちしています!